若いころからお寺や神社に連れて行っていただくことが多い。
ちょうど萩の花が咲くころ、奈良のお寺に連れて行ってくださる方があり、東大寺やら興福寺やらを歩いた。
まだ若かったから、心の中で
今思うと、なんともったいないこと。仕方ないけれどかなり損をしている。
今や、出張のたびに御朱印帳を抱えてお寺や神社を巡っている。
大人の修学旅行だ。
修学旅行がこんなに楽しいとは、今のいままで知らなかった。
若いってぜいたく。
二月堂のお水取りにはまだ行っていない。
青年塾生のくせに、実は伊勢神宮の五十鈴川での水行もしていない。
なんとかの手習いでお茶を始めたので、小堀遠州がつくった庭にも若いころは関心がなかった。
訪れたことのない神社、お寺もまだまだたくさんある。
大人になってようやくその楽しさやどれだけ貴重なのかがじんわり理解できる。
次はどこに行けるかな。